スペック
メーカー:NatureBoys(ネイチャーボーイズ)
全長 :170mm
幅 :13mm
重さ :90g
材質 :鉄
用途
桟橋ジギング、船ジギング
メタルジグの素材
現在流通しているジグの素材は、鉛、タングステン、鉄の3種類が大半を占めており、鉛がほとんどです。
私自身今まで一応すべての素材のジグを使ってきましたが、その中でもネイチャーボーイズの鉄ジグを好んで使っています。
今回はそれぞれの素材の特性と、鉄ジグがほかのジグとどう違うのかを調べてみました。
比較① 比重
比重とは簡単にいうと沈みやすさを表す数値です。
鉄:7.8g/㎤
鉛:11.4 g/㎤
タングステン:19.3 g/㎤
比較② 重さ
比重の数値を見ても、なるほど!と思う人は少ないと思いますので、素材ごとに直径1㎝長さ10㎝の同じ大きさの棒を作った場合の重さを比較してみました。
同じ大きさでも材質によって重さが異なることがわかります。
鉄:61g
鉛:89g
タングステン:151g

比較③ 大きさ
今度は同じ100gの素材を、直径1㎝の円柱にした場合の長さや大きさはどのくらい違うのかを比較してみました。
鉄:16.2㎝
鉛:11.2㎝
タングステン:6.6㎝
鉄ジグは重さが同じだった場合、鉛の1.5倍、タングステンの2.5倍の大きさになります。

※ 重さ、大きさの計算は機械設計エンジニアの基礎知識よりカンタン重量計算を使っています。
結論
ジグはどれもきれいに塗装されているので、見た目ではあまり違いがわかりませんが、金属によって大きさも重さも水の中での動きも異なることがわかります。
竿によって扱えるジグの重さが決まっているため、ある程度決まった重さのジグを使うことが多いと思います。
ジグの重さが同じ場合、鉄はほかの金属よりもシルエットを大きく見せられます。
また沈むスピードが遅くなるので、その分ひらひらとゆっくり落ちて魚にアピールすることができ、食わせる間ができます。
おそらく魚もストンと落ちるエサよりヒラヒラと落ちていくエサの方が、おいしそうに見えたり食いつきやすかったりするのだと思います。
桟橋ジギングでも船ジギングでも、必ず一つは持つようにしているルアーの一つです。
補足ですが、鉄ジグは錆びても塗装がはがれても釣れないことはありません。
釣果に影響を及ぼすかはわかりませんが、実際に何度も魚を釣っています。
鉄ジグのメリット
-
ジグのなかでは沈むスピードが遅く、アピール力が高い
-
同じ重さであれば、鉛やタングステンより大きいシルエットのジグを扱える
鉄ジグのデメリット
- 潮の流れを受けやすい。潮が早い場合、水深が深い場合などは、鉛やタングステンの方が扱いやすい。
- 錆びる
釣れた魚

口コミ・レビュー
★★★★★ 名前の通り良く泳ぐジグ
2021年1月13日に日本でレビュー済み
サイズ: 200gAmazonで購入
鉄ジグの軽い比重を活かした、よく泳ぐのが印象的なジグでした。フォールアクションが多彩です。他のジグと比べ横方向へよく動くのが魚の動きっぽいです。ワンピッチで飛ばしてスライドさせるのも容易で扱いやすいオートマチックなジグと言えます。
※amazonより抜粋
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